2019年のまとめです。
以下、マネックス証券の「MONEX 投資力診断」より。
画像を見て分かるように、この年のパフォーマンスは絶望的でした。
資産推移は、昨年終了時の148万円→トレードの損により82万円→本業の入金で211万円 となりました。
2018年はトレード1年目ながら着実に+7%という成績を達成できたのに、2019年は何故こうなったのか。
当時の取引を分析して分かった事や、昨年との違いを(精神的な面も含めて)思い出せる限り挙げていきます。
・信用取引口座を開設した
・昨年の好成績で自信過剰になった
・早く資産を増やさなければという焦り
・トレード数、ロットが大幅に増えた
・日足ベースのスイングトレードなのに、日中に衝動でトレードをした
・異常な高値を更新している急騰銘柄に飛びつき買いをした
・損切りラインを守らなかった
・利益がなくなる恐怖に負け、早すぎる利益確定をした
・その結果ペイオフレシオがマイナス
・常に無理してトレード機会を探していたためか、勝率が低い
上記のように、この年はトレーダーとしてやってはいけない事を全てやり尽くしたような気がします。
その上、タチの悪い事に当時の自分はこれらをしっかりと理解しながらトレードしているつもりでもありました。
後で冷静に振り返ってみて初めて過ちだったと理解できたんですね。
なので、無意識の内に自分が変わってしまった根本的な原因を考えていくと、上記の過ちの中に昨年の自分が理解していなかった何かが必ず1つ以上はあったという事になります。
それはやはり昨年のパフォの良さから自信過剰になっていたという事に気が付けなかった事と、株で生活していくには資産が少なすぎるという強い焦りを無くす事ができなかった事、この2つになると思います。
たった2つの過ちを認識できなかったために、その何倍にも上る多くの過ちが生まれていってしまったんですね。
では、自分が認識できない過ちが今現在もあるとするなら(億トレになっていない時点で必ず何かあるはずです)、それに対してどのように対応すれば良いのでしょうか。
今の私が思い付く事ができるのは、以下の3つになります。
1.常に自分のメンタルを監視する
2.パフォーマンスが一定以上のマイナスに達したら、プラスに転じるまで最小限のロットでトレードを行う
3.これ以上は数学的に許容できないマイナスに達したらトレードを中止、取引履歴を振り返って改善に努める
1つ目は、自分のメンタルが正常かどうか、常に確認するというものです。
今回の反省からも分かりますが、メンタルの不調が全ての過ちの原因になり得ます。
事前に決めた手法通りにトレードしているか?不安、恐怖、焦り、強欲などの感情がトレードに影響していないか?
それを日頃から意識する事と、常にノンポジの第三者目線になりきって冷静に相場を見るのが良いとされます。
2つ目は、使っている手法が相場に合っていない時にダメージを軽減するためのルールです。
負ける手法を使い続けても負け続けるだけなので、その兆候があったらロットを落とします。
何%負けた時点でロットを落とすというルールを作るのも良いですが、私の場合は完全裁量トレードなので、最近調子が悪いな~、手法が通用していないな~と感じたらすぐにロットを落とすようにしました。
3つ目は、2つ目の延長になります。
これには、1トレードあたりのリスクを資産の2%以内に抑える「2%ルール」と並べてよく語られる、「6%ルール」というものがあります。
月の損益がマイナス6%に達したらポジションを全て手仕舞い、トレード履歴の分析、手法の改善に努めます。
資産がマイナス50%になってからそれを取り戻そうとなると入金なしでは100%の利益が必要になりますので、損を取り戻すのが大変になる前に、数学的に許容できる小さい損のラインを設定する形です。
私は基本的に2%ルールを使用しているので、50%のドローダウンは一度で被ったというものではなく、2%の損切りと、時折損切りラインを守らなかった時などの3~5%程の損が続いてしまったからです。
例えばこれが6%ルールではなく10%ルールにしたとしても、マイナス10%の時点でトレードを見直ししっかりと改善に努めていれば、さらに損が積み重なり今回のように大きなドローダウンになってしまった可能性は大幅に減っていたと思います。
2019年はこんなところですかね。
次の年(2020年)はこれらの過ちのお陰か、パフォーマンスが回復していきます。
ー2021年10月28日(木)ー