2021年のまとめです。
以下、マネックス証券の「MONEX 投資力診断」より。
資産340万円→290~330万円(プラマイ15%圏内を往復)→360万円(本業の入金)→390万円(+8%、資産ピーク)→234万円(-40%)→310万円(本業の入金)→275万円(-11%) となりました。
ここに書いた以外にもちょこまか少額で入出金を行っているため、どうしても誤差が出てしまいますが、記憶の限りでは大体こんな感じです。
-45%・・・。金額にしたら-170万円ほどの大損でした笑(わろてる場合かァー!)
金額ベースで言うと過去最悪の年ですね。パフォーマンスは2019年の方が悪・・・と思いましたが、-48%と殆ど変わらないので甘い事言っていられません。
2021年も、過去最悪の年と全く同じ過ちを繰り返してしまったという訳です。
こんなパフォーマンスを続けていたら一生資産など増えていかないです。
資産推移だけ見れば少し減っただけのように思えますが、給料やボーナスを全額入金した上でこれなので、実際のダメージはかなり大きいです。なんと言ったって-45%ですからね。
この年は、一言にすれば「手法が安定しなかった年」でした。
2018年に株を始めてから2020年末までの間は、自分の使っている手法をしっかり理解せずに裁量でトレードを行っていたため、2021年こそはしっかりと自分に合った手法を見つけようと考え、色々な手法をロットを落としもせずに試し続けていました。
騙されたと思って逆張りを多用してみた、時間軸を変え続けた、見る指標を変え続けた、等。
どんな手法にも優位性はあると思いますが、たった数トレードでコロコロと手法を変え続けていたのが一番いけなかったと思います。
しかし、大きく負けた年とは言え、取引履歴から有益な情報を得られるのはこの時期しかありません。
この年の取引履歴を振り返って分かった事を挙げていきます。
・トレード数が過去最多
→落ち着いて機会を待ってトレードをする(損をした年は必ずトレード数が多いので信憑性は高いと思います)。
・やはり長期のトレンドに逆らったトレードは利益が出にくい。
→支持線・抵抗線で短期の逆張りをするにしても、長期のトレンドに沿って行う。
・ロットが大きすぎて損切りの逆指値を近くに置いてしまい、その後の大きな利益を沢山逃がしていた。
★TOPIX Core30を監視・取引していながら、いくつも同じ方向のポジションを建ててしまい、更に連敗した。
→銘柄1つにつき2%のリスクは守っていたとしても、日経平均が一度大きく逆に動くだけで
複数の銘柄が同時に動き、2%×5~10=10~20%の大損。
さらにこの状態で往復ビンタを食らうと破滅的な損に。もちろん食らいました。
殆どは既に知っている過ちですが、最後の1つだけは新たに気が付いた事でした。
本当に今更という感じですね。文章にすると当たり前の事なのですが。
どんなに書籍を読んで理解しているつもりでも、簡単なのに気付けないという事も沢山あります。
そのたった1つの過ちで破滅するとも知らずに・・まだ私は謙虚に練習を重ねる時期だったという事です。
資産管理が一番大切だと分かっている筈なのに、知らない所でリスクが大きくなっていた事に気が付けなかったばかりに、更に絶望的なパフォーマンスになってしまいました。
無知は罪です。
これだけの大損をする事なんて普通に生きていても無いと思うので、
今の内に新鮮でリアルな精神状態をメモしておきます。
・ハァ
・これからどんな爆益があったとしても損益0にすらならないじゃん・・・
・資産を守るのが第一って当たり前のように思ってたけど、身に沁みて分かったなぁ
・逆に今まで本気で理解していなかったんだなぁ
・偉大な投資家・トレーダーは必ず一度破産を経験していると言うけれど、
自分もそれと同じ気持ちになれたかな~それとも本当に破産するまで理解できないのかな~
・170万円って・・・資産が増えたら買いたいと思っていた時計が余裕で買えるな・・
・給料とボーナス何回分だよ!
・くっそおおおおおおお
・損を取り戻そうとしてロットを大きくした時点の損なんてそれほど大きくなかったな
・あそこで辞めていれば・・
・専業トレーダーになるまでの時間が何年延長されたんだ・・
・もうアラサーになっちゃうぞ・・・
・これじゃただ貯金してる人の足元にも及ばないではないか
・悔しいなー
・意外と心にこないと思いきや、やっぱり地味にくるな・・・
・まあでも地道に働いて、コツコツと頑張るしかないか~
・こんな事でいつか状況が変わるのか?
・本当に怠けてる場合じゃない
・覚悟を決めたぞ~
って感じです。未来の自分が読んでも伝わるかなこれ、なんか読み返してみると文章が軽く見えますが()
片山晃さんがZeppyさんのチャンネルに出演した時に、ほぼ破産した時のエピソードを語っておられましたが、「その時は、ちゃんと働いて何とかしようと思ったんですよ」というような事を言っていた記憶があります。
それを聞いた時は(もし自分の資産が0になった時に、同じようにそんな気持ちでいられるだろうか・・)と思ったのですが、実際今回こんな状況になってみて、同じように1から頑張るしかないなという気持ちが沸いてきました。
今は投資・トレードに関する情報が世の中に沢山出回っているので、なんとか破産は免れる事ができましたが・・
自身の過去最大の損という事でなんとなく偉大な先人達の気持ちが分かってきたような気がします。
書いておきたい事が多いため長くなってしまいましたが、2021年のまとめは以上です。
2022年は私のTwitterの固定ツイートにもしてありますが、資産を守り生き残る事を第一に、少しでも焦りや強欲が沸いてきたらロットを落とす、ロットは小さく着実に、トレンドフォローを忘れない、という事を意識してやっていこうと思っています。
プラマイ0でも万万歳!と今は心から言う事ができます。
強がりでなく、このような”資産を守る”という強い意識を持つ事ができたのはとても良い経験だったと思います。
もし、大損をする前(昨年)の自分に記憶を消して戻る事ができると言われたとしても、
決して戻りたくないと答えます。
ー2022年1月6日(木)ー