【株】2023年11月 ~システムトレーダーへの道~

自分のトレードスタイルは、一体どのようなものに分類されるのだろうか。

過去の日記記事を見てもらえたら分かるのだが、勝てる手法やトレードスタイルを探してしまうと自分の場合はそれに囚われて悪い成績に繋がってしまう事が分かっているため、今は手法やスタイルは気にせずに過去の取引を改善するという事だけを考えるようにしている。

上記の事に気が付く以前、株を始めて数年の頃までは自分のトレードは100%裁量だと思っていたし、恐らく実際にそうだった。今でもチャートを見て感覚的にトレードをしているので裁量だと言っても何も問題は無いのだが、経験を積んでいく内に絶対厳守のルールが増えてきて、それに常に従えるよう努力するようになってきているので、やっている事・目指している所はシステムトレーダーに近いのだろうと思う。

ただ、自分がシステムを作って自動売買するなんてレベルの事は技術の面で考えられないし、今の自分がシステムを作れる気も全くしていない。そもそもトレードで安定して利益を出せている訳でもない。

 

数年前に読んだ書籍で、ブレント・ペンフォールド著「システムトレード 基本と原則(パンローリング)」というものがある。

この書籍はタイトルで誤解されがちに思えるが、システムトレードと言っても自動売買システムを作る事を目標にした内容ではなく、「感情を捨てて確率論的思考をし、ルールに従った取引をしましょう!(システマティックにトレードしましょう!)」といった趣旨のもので、そういった意味でどんなトレーダーにも良い影響を与えてくれるものだと思っている。

勿論自分も少なくない影響を受けた事を覚えているが、最近Amazonで書籍を物色していた時に、その続編「システムトレード 基本と原則【実践編】」がおすすめに表示されているのが目に入った。最近発売されたらしい。

今はこの書籍を読んでいる最中なのだが、本作も自動売買を目的としている訳ではなくとも、プログラミングによるバックテストの利便性や、それに時間をかけて勉強する価値は大いにあるという事が説かれている。

 

ふと浮かんだアイデアをバックテストしたり、自分の過去のトレードを分析したりといった事が簡単にできたら良いなとはずっと思っていたのだが、自分のプログラミング能力が0のため、取引履歴を何から何まで手作業でチャート上にプロットして効率悪く振り返るという事しか今まではできていなかった。これはこれで良い経験だったとは思うが、昔の人は手作業でチャートを書いたりしていたのでレベルが違う。(余談

プログラミングに関しては、ハッカーかっこいい~などと思っていた中学2年生の頃にC言語をほんの少しだけ勉強していた事がある(入門書の序盤レベル)が、中3からはFPSゲームに全力になってしまったためプログラミングに触れる事は減っていった。でも、もしもFPSゲームが無かったとしてもプログラミングの勉強はうまくいっていなかったと思う。知識ほぼ0の人間の考えではあるが、プログラミングはやりたい事や目的が無ければ知識が全然頭に入っていかないと感じた記憶は残っている。

 

という訳で、書籍に影響された+自分のスタイルに合っている+プログラミングには昔から興味があった+バックテスト・自動売買という目標ができた、などの理由から、プログラミングの勉強を始めようと決めた。まさか株がこのタイミングで自分のやりたかった事の一つであるプログラミングの目的を与えてくれるとは思いもしなかった。

せっかく勉強するなら株以外にも利用しやすい、汎用性の高い言語にしようと思い調べていたところ、コードも書きやすく取っ付きやすいとの評判からPythonを選んだ。データ分析や機械学習等にも強いようで、時代にもついていけそうな気がする。

 

今はまだプログラミングに関して何も知らないし自分では不可能だと思えるような事ばかりだが、株をやっている事自体自分では不可能だと思える事に挑戦している訳だし、他にも最初は不可能だと思っていた事ばかり色々やってきた人生なので、それを考えるともう今更どうという事はない。そして、目的を持ってプログラミングに取り組めるのは楽しいと普通に思える人間なので、無理なく続けられるような気は直感的にしている。

とは言っても、挫折せずに勉強を続けられるかどうか不安だという気持ちも全く無い訳ではないのも正直なところだし、だからこそTwitterでプログラミングの勉強を始めると言ってしまったというのもある。どこで得た知識かは忘れてしまったが、人間は人前で宣言すると目的を達成しやすいらしい。

さっそく勢いで入門用の書籍をポチり、次に読もうと思っている株価分析に関する書籍も欲しいものリストへ入れた。

基本的には独学で進めるつもりだが、温かいフォロワーさん達が自分のツイートに良い反応をしてくれた事もあり、万が一本当に困った事があったら助けを求めてしまう事があるかもしれない、、その時はどうかよろしくお願いいたします。

 

大前提として自分のトレードを安定させなければと思うが、逆にプログラミングによるバックテストが可能になる事でトレードも上達するのかもしれないと思ってもいる。裁量よりもシステムトレードが良い成績を残せる説の信憑性は十分にある。

 

また一つ人生の大きな岐路を進んだ感があるので、これからどうなっていくのか自分でも楽しみである。

(追記:これから先は”プログラミング”カテゴリに記事を書いていこうと思います。)

 

 

ー2023年11月19日(日)ー