【先物】2024年5月 ~先物取引の記録[1ヶ月目]~

5月頭に日経先物取引に入門してから約1ヶ月が経過した。

株の方では既に毎年パフォや反省点等を記事にしているが、先物に関してはこれから1ヶ月毎にパフォに加えて全トレードも公開していこうと思っている。

最初は迷走しまくりだと思うが、何を感じて何を考えたか等の過程も可能な限り記録していきたい。

デイトレ未経験からのスタートなので勿論恥ずかしいトレードは沢山あるし、前回の記事にも書いたが現在絶賛大負け中の状態である。というか前回の何倍にも損が膨れ上がっている。

しかし、殆どの人が同じような状況で自分のパフォやトレードを隠してしまう(上手くいっている時だけ公開する)この界隈で、ここまで曝け出している人間は中々珍しいのではないかと思う。

これから上達するにしても、負けが続くにしても、この記録は自分だけではなくこれから入門してくる人達の参考にもなるだろうし、誰の損にもならない筈である。なのでやる。

 

~2024年5月の先物成績~

結論から書くと1ヶ月目終了時の成績は、金額ベースで-356552 -124478 = -481030円。

総資産(含みベース)が約380万円から330万円くらいになったので、(330/380)-1で約-13%程。

(↑現物資産3032307円+信用含み益257021円 = 3289328円)

資産の殆どが株で毎日数%は資産が変動するため、約という表現になってしまう。

株の成績は毎年末に記事にしているので、これからはそのタイミングで先物も合わせて正確に計算する事にする。

先物の月次記事では、基本的に%ではなく金額ベースで書くのが分かり易いような気がしてきた。

上画像のように(6月に食い込んでしまっているが)、現時点で株の年初来パフォが+11%強のため、先物を始めた事により株の利益が綺麗に相殺されてしまった形になる。

 

~全トレード履歴~

以下、2024年5月の約定一覧。(ファイル名を押すと画像が開くorダウンロードボタンでファイル保存)

ダウンロードボタンはなんか消せないし、ファイルを別タブで開くように設定したかったがやり方が分からないので諦めた。マウスのホイールクリックとかで開いてもらえればと思う。

超地道にスクショしてペイントで軽く編集して自分のPCに保存してある画像ファイル達なので決して怪しい物ではないのだが、一応ファイルを開くのは自己責任と書いておく。自分は普段からバリバリ開いているし過去にウィルス被害に遭った事も無いのでたぶん大丈夫。

 

以下、これらをチャート上にプロットしたもの。

 

~各マークの説明~

※矢印が重なって見えなくなるような時は斜めor横向きの矢印にしている。

→増玉(含み益がある時の通常の増玉) →ナンピン(含み損がある時の増玉) →全手仕舞い(増玉分含む)

※ナンピンに関しては、個人的にやってはいけない過ちという認識のため、これから無くなっていくと思う。

※例:赤矢印(1枚新規買い)→赤矢印(1枚増玉)→紫矢印(2枚全て手仕舞い) というような時、紫矢印付近に「全」マークを配置し、直前の赤矢印2つ分(2枚分)のポジを全て手仕舞いした事を示す。

 


~トレードの振り返り・反省点など~

このトレード履歴を踏まえて、何から書いていくべきだろうか。

成長の記録を残すというブログの目的があるため、結論だけを書くよりも思考の過程を残すような感じで書いていきたい。

1週間が経過した時点での感想は前回の記事で既にまとめているため、そこから先の話を書いていこうと思う。

 

・状況

まず状況的な話をすると、1週目までは1分足を使っていたのだが、小さな値動きに振り回され一喜一憂してしまったり、トレード数が増える事により手数料とスリッページが大きくなり利益が出しにくいと感じたため、テスタ氏が使っていると言っていた3分足を使う事にした。今の所は問題なくこれで落ち着いている。マネックストレーダーではローソク足を5000本までしか表示できないため、月末の振り返り時点で5月16日以前は5分足でしか遡って見る事ができなかった(そのため最近はほぼ毎日記録している)。1分足のトレードを5分足で見ると矢印マークがカオスだし、正直今見ても殆ど意味は無い。

限月交代したら過去の限月のチャートが見られなくなる事も今更分かった。

5月15日~5月21日は住所登録の不備により新規取引を禁止されていた。最近現物取引をするようになったため優待か何かが届かず発覚したのだと思っていたが、変更手続き完了後に先物・オプション口座開設の完了通知が届いたので、これだったようだ。

兼業でトレードしているため上記の理由抜きに取引が出来ない時も結構あるのだが、単純に仕掛けを見送っているだけの場合もあるため見分けが付きにくい。誤クリックで注文してしまった事も何度かあった。しかしこれらは恥ずかしいトレードの言い訳になってしまうし後からいくらでも言えてしまう事のため、全て自分の責任として改善していきたい。(でも一度書いておきたい)

 

・手法面

先物は株と違って素直な値動きをする事が少ないと感じた。取引履歴を見ても、オシレーターが行き過ぎを示す方向へ仕掛けて、反転した所で損切りをしているという事がとても多く、これが損の殆どを占めており、大きなトレンドを捉えている事は稀だった。プロの多い世界だから値動きも難しいのかと思ったが、単純に時間軸が短期だから感情でチャートが動いているというだけの話で、株も短期であれば同じなのかもしれない。株は安定したトレンドが発生している銘柄を選んで監視しているので、先物では自分が仕掛けのタイミングを待てずにブレイクアウトを狙い続けたり、ポジポジ病になっているだけという説の方が信じられる。今の日経平均が横ばいだからという理由も大きいと思う。

ただ、今の相場にレンジや無秩序な値動きが多いのであれば、大きなトレンドよりもそちらを狙うのが良いのではないか。とにかく経験が少ないため、何にエッジがあるのか、何で利益を狙っていけば良いのか等はまだ何も言い切れない。

とりあえず現時点で損をしている原因は追っかけからの振り落としが主のため、トレンドを狙うにしろ、レンジを狙うにしろ、オシレーターの行き過ぎ方向への仕掛けは控えていこうと思っている。

チャートを眺めていて最終的に思ったのは、そもそも手法は気にせずに損切りを早く利を伸ばすだけでもプラスの成績にはなるような気がしてならないという事である。上記のオシレーター行き過ぎ云々は、気休め程度のエッジや手仕舞いの基準になるとだけ考え、損は迷わず切って利益はそれ以上に伸ばすという原則だけは絶対厳守していこうと思う。短期トレードなので、回数を多く重ねればそれを意識するだけでも利益は残せると思う。

 

・資金管理

-50万円という金額は大きく辛いが、年初来からほぼ±0、最高資産からのドローダウンも-13%なので、過去にしてきた大損と比べたら全然軽い方ではある。

1トレードの損も全資産に対して最大5万円(約1.5%)で、2%ルールを厳守し損切りする事はできている。ただ、損が最大1.5%と言ってもそれは損切りができずに先延ばしをした結果であり、最初から損切りラインを守れば全てのトレードが0.5~1%には収まっていたので、厳密にはルールを守る事ができていない。メンタル面の話にも通ずる事だが、有名な2%ルールはあくまでも最大2%という事であって、ビビりな自分にとっては0.5~1%ルールがしっくりくると感じている。

中期でやっている株でも最大1%に設定しているくらいなので、2%は大きい。安定して利益が出るようになるまでは基本的に0.5%ルールでやっていこうと思う。

しかし、一応は損を限定していながらも損切り貧乏が続くという事は、恐らく手法がボトルネックになっている。

 

・メンタル

一番の失敗は、やはりメンタルが安定していない事だった。人並外れた莫大な利益を目指すのならアスリート並の努力が必要だとは思うが、コツコツ小さなプラスを無数に積み重ねていくスタイルであれば誰でも思い付きそうなシンプルな手法でも全然良いと思うし、難しい事はあまりなく、基本に従っていれば大丈夫だと思う。損が続くのは、自分の犯している過ちを知らないか、過ちと改善策を知っているのにメンタルが邪魔をしてそれに従う事ができないかのどちらかだと感じる。初月は、一時的な強い値動きに興奮し仕掛ける→すぐに相場が反転し、損切りラインに達していないのに恐怖で手仕舞い→その後最初の思惑通りに大きなスイングが発生する→追いかける、などの典型的な悪いトレードの繰り返しだった。人間は今の値動きが一生続くと思い込んでしまうという、どこかで聞いた話を身をもって実感する事ができた。短期のトレードが初めてだったため、感情で動く相場に対応する方法を知らなかったというのもある。

そもそも株では、振り落としの動きがあった後にある程度確信した時にだけ仕掛けるので飛びつく事が滅多になく、じっくり待つ事ができている。常に手仕舞いの逆指値を置いているので損は機械的に切られるし、利益が乗っても以前より興奮する事なく可能な限り放置する事ができるようになってきた。

ここまで値動きに振り回されてしまうのは久しぶりだが、株で上手くいっている間に経験していない感情は全て不要だと考えていきたい。

短期トレードこそ日割りで考えれば少しの利益で充分なので、尚更焦りは必要ないし、小さなロットで満足いく成績を残せる筈である。

 

・おわりに

面白い内容でなくて申し訳無いが、反省点はいつも通り基本的な事ばかりだった。

今はまだ手法と言える手法も無いし、殆ど裁量なので語れる事もあまりない。ざっくり言えば、しばらくはロットを落としてRSIの行き過ぎ圏を脱した時に順張りし、反対側の行き過ぎ圏を脱したら手仕舞いするような手法が軸になっていくとは思う。

分からない事ばかりで絶賛ドローダウン中ではある。しかし、やはり先物はとても楽しい。損をしているのならこの世界に見切りを付けるのも立派な手だと思うが、今の自分は先物取引が一番楽しいと感じているため、どうしてもここで勝てる真理を知るまで辞めたくないという気持ちがとても強くなっている。この疑問を残したまま一生を過ごすという事に耐えられそうにない。

成功者が「お金が目的でやっているのではない」と言っているのをよく聞く。以前の自分は、これは既に大きな資産を築いたトレーダー・投資家だからこそ言える事なのだと思っていたが、ようやく気持ちを理解する事ができた。

先人達は本当にこの世界が大好きで、真理を求め続けた結果、今の資産を築いているのだ。

たぶん。

 

ー2024年6月16日(日)ー