私が普段のトレード生活で行っている事をまとめてみました。
時間が許す限り沢山やるのが理想ではありますが、たまに怠けていたり酷く疲れている日はできなかったりするので、戒めの意味も込めて日課という事にしておきます(‘-‘)
※トレードスタイルは完全チャート派で、私が個人的な考えで「これやれば上達しそうだな~」と信じているというだけの内容なので、人によっては全く共感できない部分もあるかと思われます。ご了承ください_(._.)_
~以下日課~
・書籍を読む
・チャートをひたすら見る
・仕掛け&手仕舞いの注文
・取引履歴の研究
・Audible、Youtubeを聴く
ほぼ毎日やっているといえばこのくらいですかね~
とりあえずざっくり書いたので、1つ目の「書籍を読む」から説明していきます。
1.書籍を読む
投資・トレードに関する書籍を読みます。書籍に関してはとにかく金を惜しまずに読みます。
読む本がなくなってきたと思ったらAmazonで物色して、有名で評判の良いものや知的好奇心をそそられるものをKindle版で購入しています。
書籍の内容については人それぞれ求めるものが違うと思いますが、私の場合はメンタルと資金管理に関するものを一番読んでいる気がします。チャートでしかトレードできない人間なのでファンダメンタルズ分析系はあまり読んだ事がありません。
次に多いのは恐らく手法に関する書籍ですが、あくまで自分の知らないインジケーターや指標の簡単な使い方、考え方などを知識として蓄えておくために読んでいます。
説明が少し難しいのですが、書籍を読んで知った手法を組み合わせて自分の手法を編み出すというのではなく、書籍にあったかどうかに関わらず基本的に1から自分の頭で考えて納得した方法を用いる→その結果書籍で知った情報と似通った部分を見つける→更に手法を信じる事ができる、というようなプロセスでやっています。
自分で悩んで考えて出た結論が、いつかに読んだ書籍の内容と同じになったりすれば嫌でもそこで内容を思い出す事ができるため、書籍の内容を覚えなくてはという気持ちはあまりなく、あくまで後々になって思い出すための引き出しとして軽く知識を頭に放り込んでおく程度のイメージで読んでいます。
読むスピードはかなり遅い方だと思いますが、良書だと思ったもの(どの時代の誰でも共通するような、相場の基本を振り返る事ができる書籍が多いです)は何度でも読み直しています。
2.チャートをひたすら見る
私は主にTOPIX Core30の構成銘柄を監視しているので、監視銘柄数は基本的に30になります。
それに加えて度々話題になっている銘柄や、ポジションが一方向に偏ってしまう際にヘッジとして逆方向のトレンド銘柄をチャート検索から探したりしており、こちらは数銘柄~時々多い時で15銘柄ほどになります。
なぜ主な監視銘柄がCore30なのかといいますと、相場を始めて間もない頃、どのような銘柄を監視していけば良いのか悩んでいた時期がありました。
面倒臭がり屋といえばそれまでなのですが、常に周りに目を向けて良い銘柄を探していくよりも、最初に一度決めた銘柄を集中して研究し続けるというやり方が自分に合っていると感じたため、もし資産が大きくなった時のためにも出来高が多く、定期的に入れ替える必要の殆どないものを探していたところTOPIX Core30の存在を知り、これが自分にピッタリだと思い監視する事に決めました。毎年構成銘柄の見直しはありますが、かれこれ丸4年くらい監視しています。
暇さえあれば過去チャートにアイデアの浮かんだ手法を適用してバックテストをしたり、チャートを眺めてどのようなやり方であれば利益が残るのか、逆に損してしまうのか、どの銘柄にどんな特徴や癖があるのか等を見つけたり、実戦のつもりで模擬トレードをして自分のメンタルの変化を監視したり、そこに欠点があればイメージトレーニングを行い結果の変化を確認するなど、日々あれこれ考え続けています。
最近は手法が安定してきたため、色々な手法を試す事よりも過去の取引履歴を振り返り、今使っている手法を磨く事に集中しているような気がします。
3.仕掛け&手仕舞いの注文
監視銘柄全ての最新チャートを1つずつ確認しながら翌日仕掛けるかどうかの判断をしていきます。
仕掛けられると判断したら保有ポジションを確認し(大体は覚えていますが)、既にポジションがあればリスクの問題もあるので増玉するかどうかを判断して注文します。
仕掛けの注文が終わったら改めて保有ポジションを確認し、今度は手仕舞いの注文をします。
手仕舞いには、マネックス証券のツイン指値(利益確定の指値と、損切りの逆指値を同時に置ける注文)を使用していた時期もありましたが、現在は損切りの逆指値のみ使用しており、利食いの際にはその逆指値をめちゃくちゃ狭くするという方法を取っています。
これら仕掛けと手仕舞いの注文は全て1日期限に設定しているため、場が閉まれば再び全銘柄のチャートを見直して注文を置き直さなくてはいけません。
自分の場合は長期間有効な注文をすると安心して怠けてしまい、チャートを見る時間や集中力が減ってしまうので、嫌でも毎日トレードを練習できるようにこのような方法をとっています。
ただ、注文する機会が多いとメンタルがブレて相場に振り回されてしまうので、一貫性を失わないようにかなり気を付けています。
4.取引履歴の研究
自分の過去の取引を研究する事は、上達のために避けては通れない道だと思います。
巷では日誌を書くのが良いとよく言われていますが、面倒な作業であればあるほど他の人はやらないので、周りと差をつけるという意味でも、これができれば成績向上効果はかなり大きいと思います。
実際の紙やノートにチャートを印刷したものを貼り付け、手作業で日誌を書くやり方が一番頭に残ると言われていますが、自分の場合は時間効率を重視し、マネックストレーダーに搭載されているテキスト入力機能やお絵描き機能を使用して、PC画面のチャート上に日誌を書くようなやり方をしています。
自分が現在利用させて頂いているマネックス証券(他の証券会社様も同じような仕様になっているかもしれません)では、全取引履歴を.csv形式でダウンロードできるようになっているため、それをExcelにインポートして開くと単一銘柄の取引のみ指定して抽出・ソート等する事ができます(過去約3年の取引に限りますがブラウザ上でも可能です)。以前は銘柄に関わらず一番過去の取引に遡ってから色々な銘柄のチャートを行ったり来たり追い回していたのですが、この方法を取るようにしてからは作業がかなり楽になりました。
次に仕掛けと手仕舞いの点が分かるようチャート上に矢印マークを設置します(買いは赤色の↑、売りは青色の↓、手仕舞いは紫色の矢印)。増玉・ドテン・日中手仕舞い等は分かりにくいので画面上にメモを残しておきます。
考えた事をメモしたりするのも良いですが、自分の場合は良くも悪くも日々考え方は変わっていくと思っているため、過去の自分のメモにバイアスを受ける事が無いように現在はチャート上には矢印のみを設置するという形に落ち着きました。
自分はずっとCore30銘柄のみを監視しているので開くチャートウインドウは多くて30ですが、もっと多くの銘柄を監視している方はチャートに矢印を記録する作業やその見直し作業が大変だと思います。
一貫性がなく手法がコロコロ変わったりすると、後で取引を見返した際に何だか恥ずかしくなってきますし、トレードの何が悪かったのか、取引改善のためにどうすれば良いかなども後から考えにくいので、普段のトレードを一貫性を持ってやろうと思えるようになります。普段はスイングトレードをしているのに衝動に負けてデイトレードをしたりすると、これまた振り返り作業が大変になるので、(自分のスタイルではない)デイトレはしないよう心がけられるようになったりもします。
今はまだ取引履歴をチャート上に書き起こしている最中ですが、現在の時間に追いつけばそれからは毎日の約定分を記録し、それを定期的に見返すだけなので、作業は更に楽になってくると思います。
余談ですが、恥ずかしながらこの作業を真剣にやるようになったのは最近で、今まで面倒で日誌を書くという作業をしてこなかったのですが、始めようと決める事ができるようになったきっかけがあります。
私の場合は、書籍を読みチャートを眺めて思考を巡らせる日々を続けていると、ある時期から”利益を残すためには勝率よりもリスクリワード比率が大切”という事を強く信じるようになりました。その観点で更にチャートを見続けていると、損をし続けている時の自分自身や大衆の感情・思考・行動を逆手に取ったような値動きがリワードの大きな値動きになる事を発見し、大衆の裏を行く事が大事だという信念も芽生え、それならば自分の取引を記録に残さなければいけないと思うようになった、という過程でした。
5.Audible、Youtubeを聴く
移動時間・夜眠りに入るまでの時間・普段音楽を聴いている時間などを、極力Audibleや信頼できるYoutubeの動画を聴く事に使います。
話し手のペースにもよりますが、私の場合は2.1~2.3倍速(Youtubeは2倍速まで)が丁度良いです。このくらいの速度になると、少しでも他の事を考えるとあっという間に話が進んでしまうので集中して聴く事ができます。寝る前は1.7~1.8倍くらいに落としてます。
疲れてきたら音楽を聴いたりします。適度に休憩は必要だというのは全ての取り組みに共通ですが、やはり執念を持ってやり続けていると段々と楽しくなってきて、いつの間にか1日中できていたりするので不思議なものです。
他の人がどのようなやり方をしているのか全く分からないのですが、とりあえず現時点の自分はこんな感じです。
もしスタイルが変わる事があれば随時更新しようと思います!
ー2023年2月9日(木)更新ー